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憂苦
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ゆうく
ふりがな文庫
“
憂苦
(
ゆうく
)” の例文
放埓
(
ほうらつ
)
の存分をやったあげく、藩の禁足を破って出奔した折に、母の梅颸が、身も痩せ、夜も眠られぬ
憂苦
(
ゆうく
)
のうちに詠んだ歌で、それを茶山が記憶していたものである。
梅颸の杖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その時ふと胸にきたものは、あんなに
麗
(
うらら
)
かな
面
(
おも
)
ばせで、れいれいとした声で話されるに、
憂苦
(
ゆうく
)
といおうか、何かしら、話してしまいたいといったようなものを持っていられるということだった。
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
憂
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
“憂苦”で始まる語句
憂苦勞
憂苦労