トップ
>
憂苦
>
うきめ
ふりがな文庫
“
憂苦
(
うきめ
)” の例文
「こは
棄
(
す
)
ておけぬ事どもかな、
他
(
かれ
)
もし朱目が薬によりて、その痍全く愈えたらんには、再び怎麼なる
憂苦
(
うきめ
)
をや見ん。とかく
彼奴
(
きゃつ
)
を亡きものにせでは、
枕
(
まくら
)
を高く
眠
(
ねぶ
)
られじ」
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
角に掛け牙に裂き、思ひのままに
憂苦
(
うきめ
)
を見せん。もしまたいはば一思ひに、息の根止めて楽に死なさん。とても逃れぬ命なれば、
臨終
(
いまわ
)
の爾が一言にて、地獄にも落ち極楽にも往かん。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
憂
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
“憂苦”で始まる語句
憂苦勞
憂苦労