感覚センス)” の例文
旧字:感覺
バリモントも態々わざ/\日光へ出掛けるなぞ無駄な事をしたものだが、それでも感服しなかつただけが取得とりえだ。矢張評判にそむかないだけの詩人の感覚センスといふものを持つてゐると見える。
そのなかで、内田博士はかういふ方面にもかなり感覚センスの利く人で、菓子なども方々のを味はつてみたが、やはり藤村の羊羹が一等いいと言つて、いつも東京から取寄せては食つてゐた。