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惝怳
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しょうこう
ふりがな文庫
“
惝怳
(
しょうこう
)” の例文
また、
惝怳
(
しょうこう
)
のはげしい羽摶きとともに、彼女の澄みかがやく双つの瞳が
天
(
そら
)
の藍に深く吸ひこまれてゆく、美しい忘我の時があるのである。
水と砂
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
その為に又下流階級に、——彼等の社会的
対蹠点
(
たいせきてん
)
に病的な
惝怳
(
しょうこう
)
を感じていた。彼は彼等に同情した。しかし彼の同情も
畢竟
(
ひっきょう
)
役には立たなかった。
大導寺信輔の半生:――或精神的風景画――
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
被衣
(
かつぎ
)
のような、淡い、白いひろがりをば、淡く甘美なる
惝怳
(
しょうこう
)
の心と解いた。
チチアンの死
(新字新仮名)
/
フーゴー・フォン・ホーフマンスタール
(著)
惝
部首:⼼
11画
怳
部首:⼼
8画
“惝”で始まる語句
惝
惝悦