悵快ちょうおう)” の例文
高鳴りひびく音が旗を巻き、くずれ散り、うらみこもる低音部の苦しみ悵快ちょうおうとした身もだえになると、その音は寝ている梶のはらわたにしみわたった。
罌粟の中 (新字新仮名) / 横光利一(著)