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悒鬱
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いふうつ
ふりがな文庫
“
悒鬱
(
いふうつ
)” の例文
その時私は彼の顔にちらりと
悒鬱
(
いふうつ
)
な色が漲つたやうに思つた。おんつぁんが危険な色だといつたのはあれだなと思つた。
骨
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
勃凸は珍らしく
悒鬱
(
いふうつ
)
になつてゐた。それは恐ろしい徴候だつた。爆弾なり、短銃なり、ドスなりは、謂はゞ勃凸の肉体の一部分のやうなものだつたのだから。
骨
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
鉛の塊のやうな
鈍
(
にぶ
)
い
悒鬱
(
いふうつ
)
がこの家の軒端まで漲つた。
お末の死
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
悒
漢検1級
部首:⼼
10画
鬱
常用漢字
中学
部首:⾿
29画
“悒”で始まる語句
悒
悒々
悒欝
悒悒
悒然