悉無しつむ)” の例文
骨董こっとうも好きであるが所謂いわゆる骨董いじりではない。第一金が許さぬ。自分の懐都合ふところつごうのいい物を集めるので、智識は悉無しつむである。どこの産だとか、時価はどの位だとか、そんな事は一切知らぬ。