性悪しやうわる)” の例文
旧字:性惡
何と云ふ性悪しやうわるの女だつたのだらう。その情夫と一しよにやつて来て、彼を脅迫するのであつた。彼は泣き出しさうな顔で下を向き、姦通とか誘拐いうかいとか貞操とか云ふ言葉をきいてゐた。
日本三文オペラ (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
性悪しやうわる男8・26(夕)
性悪しやうわるの巡査の子等こら
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)