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心意
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つもり
ふりがな文庫
“
心意
(
つもり
)” の例文
そして林の中に君の姿が消えると同時に、君よりも先に此処に来着いてゐる
心意
(
つもり
)
で駆け降りて来たのだが、君の脚並みは余程速かつた。
ピエル・フオン訪問記
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「玄蕃が浪々のうちはとにかく、京極家という後ろ楯のついた今日、当家を去って誰を力に本懐を遂げる
心意
(
つもり
)
じゃ」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この騒動の原因を知らされてゐないミツキイは、勿論未だ、勇敢なジヨンニーの
心意
(
つもり
)
で荒れ回つてゐたのである。
山男と男装の美女:ミツキイのジヨンニイ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
冗戯
(
じょうだん
)
云っちゃアいけません、そんな意気地なしじゃねえ
心意
(
つもり
)
だが、聞けば、今夜の手曳きをする女って奴が、笊組の世話になっているお延だというじゃありませんか。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「水瀬や女中どもに手分けをさせて、どれ程尋ねたことやら知れませぬ。これ程まで、心をくだいている
妾
(
わらわ
)
を捨てて、お前様はどこへ逃げるお
心意
(
つもり
)
でございますかえ?」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
私は好く悪口の
心意
(
つもり
)
で「照ちやんの鼻は暖か味があふれてゐるよ。」と云ふのであつた。
或る日の運動
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「此間の晩の約束をお前はもう忘れたの? お前は妾をお瞞しになる
心意
(
つもり
)
なの?」
山彦の街
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
斧四郎は、今日は、こんな
心意
(
つもり
)
ではなかった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“心意”の意味
《名詞》
心 意(しんい)
心。精神。
(出典:Wiktionary)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“心意”で始まる語句
心意氣
心意気
心意氣氣