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ふりがな文庫
“
心境
(
こころ
)” の例文
以前
(
これまで
)
の拙者なりゃ、その方より紙帳へ近附いたからには憂き目を見たは自業自得と、突っ放すなれど、
現在
(
いま
)
の拙者の
心境
(
こころ
)
ではそれは出来ぬ。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
見つけてはいけない。わしなどは、いわゆる
和歌詠
(
うたよ
)
みの風流僧にとどまるのだから、そうした
心境
(
こころ
)
に、小さい安住を見つけているのじゃ。やはり、おもとの今のもだえのほうが尊い——
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この頼母の
心境
(
こころ
)
は、地獄さながらであったが、帳中へ引き入れられたお浦の心境も、地獄さながらであった。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
喚きちらし、地団駄を踏む五郎蔵の
心境
(
こころ
)
も、苦しいものに相違なさそうであった。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“心境”の意味
《名詞》
心 境(しんきょう)
その時の心の状態。
(出典:Wiktionary)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
境
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
“心境”で始まる語句
心境性相