微行姿しのびすがた)” の例文
覆面をしたからといって、辻斬りの本尊様ではなくて、女の姿であることによって、ただちにそれと受取れる、それはお銀様の微行姿しのびすがたであります。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
で、立ち姿を見ると、それと知ったものでなければ立派なさむらいの微行姿しのびすがたです。今にはじまった着こなしとは誰にも思われない。お銀様はこの仮装には慣れているらしい。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
頭巾ずきんこそ被っているけれども、これはまぎれもなく神尾主膳の微行姿しのびすがたであります。