“御荷鉾”の読み方と例文
読み方割合
みかぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裏秩父と、御荷鉾みかぼとがはさむ渓谷には、深い神流川が流れている。秩父古生層の洒麗さいれいな岩の間から、滴り落ちるこの川の水は、冷徹そのものである。
水の遍路 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
特に私の地方では俗に「御荷鉾みかぼ三束雨さんぞくあめ」と唱えて、恐ろしく雨足の早い大夕立の起ることが年に四、五回はある。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
村から見られる山は東京には及びませんがなり多数で、男体、皇海すかい袈裟丸けさまる武尊ほたかを始め小野子、子持、榛名、浅間、妙義、荒船、御荷鉾みかぼ、秩父連山等は言うに及ばず
登山談義 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)