御経オンキヤウ)” の例文
旧字:御經
御経オンキヤウモンは手写しても、モトより意趣は、よくワカらなかつた。だが、処々には、かつ/″\気持ちの汲みとれる所があつたのであらう。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ほゝき鳥は、先の世で、御経オンキヤウ手写の願を立てながら、えハタさいで、死にでもした、いとしい女子がなつたのではなからうか。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)