御惠みめぐみ)” の例文
新字:御恵
ニコオロよ、いかにしておん身は歸りし、これも聖母の御惠みめぐみにこそといひつゝ、女は窓に走り寄りぬ。その聲は猶わなゝけり。われはどもりて、ゆるし給へ君と叫びぬ。
敷浪しきなみ法喜ほふき傳へて御惠みめぐみに何日かははむ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)