御当人ごとうにん)” の例文
旧字:御當人
敬二はドン助をそっとりおこした。ところがそんなことで目のさめるような御当人ごとうにんではなかった。といって箱のなかであるから、あまり音をたてては、ローラに知れる。
○○獣 (新字新仮名) / 海野十三(著)
階段の直ぐ背後に御当人ごとうにんがうずくまったまま、何か探しものでもしているような姿を認めた。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)