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御宿
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おんやど
ふりがな文庫
“
御宿
(
おんやど
)” の例文
お気の毒だが平次殿、しばらくここへ泊っては下さらぬか、銭形の親分
御宿
(
おんやど
)
と聞いたら、
石川五右衛門
(
いしかわごえもん
)
でも寄り付くことではあるまい
銭形平次捕物控:077 八五郎の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
すると比較的寂しい横町の
角
(
かど
)
から二軒目に
御宿
(
おんやど
)
という看板が見えた。これは三四郎にも女にも相応なきたない看板であった。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
幕府への遠慮から、駅長としての半蔵は家の門前に「武田伊賀守様
御宿
(
おんやど
)
」の札も公然とは掲げさせなかったが、それでも玄関のところには本陣らしい幕を張り回させた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
唯一の旅人
御宿
(
おんやど
)
ホテル・パブストのまえに村ぜんたいが押しあいへし合い、気味わるそうに凝視し批評しにやにやし、おい、おれにもすこし見せろ、だの、やあ、何か
饒舌
(
しゃべ
)
ってらあ
踊る地平線:04 虹を渡る日
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
“御宿”で始まる語句
御宿札
御宿所替
御宿越前
御宿万兵衛