御堂裏みどううら)” の例文
するとさっきから焚火たきびの光が赤々とうごいていた御堂裏みどううらのほうから大きな男がのそのそ歩いて来た。そして小次郎の前で小鼻をクンクン鳴らし、そのヒゲ面を突きつけていった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駕寵をおりるや否や、さっさと御堂裏みどううらのほうへ歩きだしたのです。