“御侍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさむらい50.0%
おはべ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
政樹公の姓は立花たちばなと云って柳川藩やながわはんだから、立派な御侍おさむらいに違ない。それをなぜ立花さんと云わないで、政樹公と呼ぶかと云うに、同じ頃同じ文科に同藩から出た同姓の男がいた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御簾みすのひまから見える御池の水に、さわやかな星の光が落ちて、まだ散り残ったふじにおいがかすかに漂って来るような夜でございましたが、その涼しい夜気の中に、一人二人の女房を御侍おはべらせになって
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)