トップ
>
御住
>
おすみ
ふりがな文庫
“
御住
(
おすみ
)” の例文
彼は
其所
(
そこ
)
に立ったまま、しばらく細君の寐顔を見詰めていた。
肱
(
ひじ
)
の上に載せられたその横顔はむしろ
蒼白
(
あおしろ
)
かった。彼は黙って立っていた。
御住
(
おすみ
)
という名前さえ呼ばなかった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
健ちゃんも帰りたてでさぞ忙がしかろうし、それに姉さんが出掛けて行くにしたところで、
御住
(
おすみ
)
さんがいちゃ、少し話し
悪
(
にく
)
い事だしね。そうかって、手紙を書こうにも御存じの無筆だろう……
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「健三もなかなかの
気六
(
きむ
)
ずかしやだから、
御住
(
おすみ
)
さんも骨が折れるだろう」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
“御住”で始まる語句
御住居
御住処
御住所