徒歩ある)” の例文
急を本国政府に告げ、その不実をなじろうがためであった。彼はソウヤから、天塩てしお海岸を徒歩あるいてルモイにいたり、山を越えてイシカリ川の上流に出た。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
もうこうなっちゃ仕方がない、どんなに夜が更けようと、ずぶ濡れになろうと、いよいよ小山まで徒歩あるいて帰らなくてはならない、と思っている処へ、有難い事に、一台の空車が通りかかった。
黒猫十三 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)