後半身こうはんしん)” の例文
それには枝に後半身こうはんしんを巻きつけたねずみ色の縞蛇しまへびたけの一けん位もありそうなのが半身はんしんおどりあがるように宙に浮かしながら、武士の眼の前に鎌首をもったてて赤い舌を見せていた。
山寺の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)