待合室サール・ダッタント)” の例文
待合室サール・ダッタントの入口のところで、文部次官が、追い縋って来た。竜太郎の腕をとって部屋の片隅に引いて行きながら、すこし気色ばんだ、圧しつけるような声でいった。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)