彪々ひょうひょう)” の例文
彪々ひょうひょうと煙る馬車のうえに、三りゅう火焔旗かえんきをなびかせて、追撃の急速兵はたちまち関羽のまえに迫った。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
錦帯山きんたいざんの方へはしったが、そこの谷間へかかると、谷の中からとうとうと金鼓きんこ銅鑼どらの声がするし、道をかえて、峰へ登りかけると、岩の陰、木の陰から、彪々ひょうひょうとして、蜀の勇卒が
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)