張横ちょうおう)” の例文
「彼が魚問屋の張順なら、その実兄の張横ちょうおうから私は手紙をもらっている! 江州へ行ったらぜひ会ってやってくださいと」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
数としては、少なかったともいえるが、馬超の心をひどくくじいたものは、かの旗本八旗のうちの程銀ていぎん張横ちょうおうのふたりがあえない死をとげたことだった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、李俊りしゅん、張順、張横ちょうおうなどの、揚子江ようすこう生れの水馴れた者を選んで、この策をさずけ、一挙に出てきたものだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、元来はこの張横ちょうおう、張順の兄弟は、俗に“私渡しと”とよばれる非公認の渡船稼業とせんかぎょうをやっていたのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侯選こうせん程銀ていぎん李湛りたん張横ちょうおう梁興りょうこう成宜せいぎ馬玩ばがん楊秋ようしゅう
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)