たとえば『弥沙塞五分律みしゃそくごぶんりつ』に舎利弗しゃりほつ風病にかか呵梨勒果かりこくか一を牀脚辺にけたまま忘れ置いて出た。
弥沙塞五分律みしゃそくごぶんりつ』八に、〈仏、舎衛城に在り、云々。時に一の年少の婦人の夫を喪う有りて、これなるおもいをす。我今まさに何許いずくかに更に良き対を求めるべし、云々。