“弔瓶”の読み方と例文
読み方割合
つるべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
庭の井戸の石畳にいつもの赤い蟹のいるのを見て、井戸を上からのぞくと、蟹は皆隠れてしまう。こけの附いた弔瓶つるべに短い竿さおを附けたのがほうり込んである。弔瓶と石畳との間をいそがしげに水馬みずすましが走っている。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)