広益俗説弁こうえきぞくせつべん』巻十三には、海尊かいそん高館の落城に先だって山にのがれ、仙人となって富士・浅間・湯殿山ゆどのさんなどに時々出現するとあるが、羽前最上もがみ古口ふるくち村の外川とかわ神社の近くにも
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)