幼児こども)” の例文
旧字:幼兒
まずみなさんは、幼児こどもにご飯をたべさせるのには、ほんとうに忍耐ぶかくなくてはならないと思ったことはないでしょうか。
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
非戦闘員はというと重い病人と、物心のつかない幼児こどもと、足腰も立たないし、耳も、眼も駄目だという老人だけだ。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
お高は、幼児こどものことで、覚えているはずはないが、母は江戸でなくなって、それから、前後旅には出たものの、とにかく父の相良寛十郎といっしょに深川古石場の家に住んでいたといっていた。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
お子さんに、ご飯をあげることくらい、できないものがあるだろうかと、思うかも知れませんが、幼児こどもに上手にご飯をたべさせるということは考えてみると容易なことではありません。
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)