干魚ひうお)” の例文
鹿の湯というのは海の口村の出はずれにある一軒家、樵夫きこりの為に村醪じざけも暖めれば、百姓の為に干魚ひうおあぶるという、山間やまあいの温泉宿です。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
秋風や干魚ひうおかけたる浜庇はまびさし
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)