幟町のぼりまち)” の例文
小説家の山中峯太郎君が、広島市の幟町のぼりまちにいたころのことであった。それは山中君がまだ九つの時で、某夜あるよ近くの女学校が焼けだしたので、家人は裏の畑へ往ってそれを見ていた。
天井からぶらさがる足 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)