幌型ほろがた)” の例文
街道の砂煙りを、パッと一時に、濛々もうもうと立ち昇らせて、果せるかな、立派な幌型ほろがた自動車が、二台も続いて、家の前を通りすぎた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
見れば幌型ほろがたの高級車だった。それは館に近づくと、急に速力を落し、スルスルと滑って、目の下に着いた。——すると中から、元気よく一人の学生が飛び出して来た。
鍵から抜け出した女 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その幌型ほろがたの自動車の運転台に、黒い服を身にまとった人物が腰をかけていたのを。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
門前に待たせてあった幌型ほろがたの自動車の中に転がりこむように飛び乗った。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)