巻莨シガー)” の例文
旧字:卷莨
名刺一たび入り、書生二たびでて、山木は応接間に導かれつ。テーブルの上には清韓しんかんの地図一葉広げられたるが、まだ清めもやらぬ火皿ひざらのマッチ巻莨シガーのからとともに、先座の話をほぼおもわしむ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
己は巻莨シガーを吹かしながら
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)