山高帽やまたか)” の例文
赤帽の言葉を善意に解するにつけても、いやしくも中山高帽やまたかかぶって、外套も服も身に添った、洋行がえりの大学教授が、端近はしぢかへ押出して、その際じたばたすべきではあるまい。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
黒の山高帽やまたか猟虎ラツコの毛皮
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)