“尼連”の読み方と例文
読み方割合
ニレン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(遠く釈迦が悟りを開いた地にきて、大地をみ天上を仰いで感慨とどまるところなし。真正の覚悟に山の月は輝き、尼連ニレン河の上に風が吹く。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
よせる。正覚山の前に残りの月も淡く、尼連ニレン河のほとりに夜明けの風がさむざむと吹いているのである。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
仰いで感懐きわまりなく、正覚山の前に月あり、尼連ニレン河のほとりに風ふき、釈尊の跡は霊樹のもとに残り、仏塔はこの宝林の中にそびえて、喜ぶべし千年の後に、なおこの寺院を
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)