“小説的”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ロマネスク50.0%
ロマンチツク50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小説的ロマネスク」ならざる小説が、小説の本流とまでなつた。これは所謂「劇的ドラマチツク」ならざる劇の発生を暗示してゐるかも知れない。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
劇的ドラマチツク」といふ言葉の内容は、かくて「小説的ロマネスク」といふ言葉と同様、コンヴェンショナルな「境遇」を意味するに過ぎないやうになつたのであります。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
かくの如き戦慄の快感を追究するのはあへて自分ばかりではあるまい。小説的ロマンチツクと云ふ病気にかゝつたものは皆さうであらう。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)