小籬こまがき)” の例文
この女郎は源氏名を司といつて小籬こまがきながらもお職を張通してゐた。丸ッポチヤの、顏の割合に口の大きい、笑ふ時はあまり口が廣がりすぎて相形が崩れる嫌ひはあるが美人たるを失はぬ。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)