“小杉未醒”の読み方と例文
読み方割合
こすぎみせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小杉未醒こすぎみせい これも勿論年長者なり。本職の油画や南画以外にも詩を作り、句を作り、歌を作る。あきれはてたる器用人と言ふべし。
田端人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
出発は八月十日、同行は差当り五人、蛮カラ画伯小杉未醒こすぎみせい子、ひげの早大応援将軍吉岡信敬よしおかしんけい子、日曜画報写真技師木川専介きがわせんすけ子、本紙記者井沢衣水いさわいすい子、それに病気揚句の吾輩わがはいである。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
水牛がぼんやり立ったのも見える。青い山は勿論幾つも見える。私は支那へ出かける前、小杉未醒こすぎみせい氏と話していたら、氏は旅先の注意の中にこう云う事をつけ加えた。
長江游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)