小書院こしょいん)” の例文
信祝のぶときは、蒔絵まきえした黒漆くろうるしの大火鉢へかけた金網の上へ、背中をまろめながら、唇をゆがめたり、眼を閉じたり——それからせきをしたり——咳は、寂莫せきばくとした小書院こしょいん一杯に反響して、けたたましかった。
大岡越前の独立 (新字新仮名) / 直木三十五(著)