小指をゆび)” の例文
京の水の深み見おろし秋を人の裂きし小指をゆびの血のあと寒き
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
また見る、姫が小指をゆびあと、花うづ
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
わかき小指をゆび胡紛ごふんをとくにまどひあり夕ぐれ寒き木蓮の花
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
火の小指をゆびもて誰かくべき。
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
くはつちか小指をゆびなり
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
君その小指をゆび
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)