“小幡城”の読み方と例文
読み方割合
おばたじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、即座にきめて、白山林の南をとおり、まだ陽もたかいさるの刻(午後四時)ごろ、小牧山のつなぎじろ——小幡城おばたじょうのうちへ入った。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
然るに、もし万一のやぶれをここで取ると、お味方にとっては、致命的なものになる。——一刻もはやく、小幡城おばたじょうまで、お立ち退きあるが万全かと思われます
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九日のとらの刻(午前四時ごろ)には、もう徳川勢の一半は、小幡城おばたじょうをくろぐろと、忍び出ていた。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)