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寛々
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ひろびろ
ふりがな文庫
“
寛々
(
ひろびろ
)” の例文
惨
(
さん
)
とした
面
(
おもて
)
を——みだれ髪の毛を——大地に伏せてはいるけれど、心のうちには、何か
寛々
(
ひろびろ
)
としたものがあった。
自
(
ひとり
)
でに可笑しくさえなる余裕があった。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
光秀も、この日は、心が
寛々
(
ひろびろ
)
とした気がした。朝倉家の内紛の中に身を置いて、内紛の
醜
(
みにく
)
さに気をくさらしているのは、わざわざ
糞土
(
ふんど
)
の中へ行って糞土を
罵
(
ののし
)
っているのと同じ愚であると知った。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寛
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
々
3画
“寛々”で始まる語句
寛々呵々