海の底のように寂然としたなかで、藤吉の声だけが筒抜けに響く。はらはらした提灯屋が思わず袖を引いた。
成程、寂然としている。開けて踏み込むと同時に、恐しい叫び声がマダムの口を突っ走って、彼女は、背ろに続くポウルの腕へ倒れ掛った。四度び、凄惨な光景が、室内に彼女を待ち構えていたのだ。
“寂然”の意味
《形容動詞》
ひっそりとして寂しいさま。静かなさま。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“寂然”の解説
寂然(じゃくせん/じゃくねん)は、平安時代後期の僧・貴族・歌人。俗名は藤原 頼業(ふじわら の よりなり)。藤原北家長良流、丹後守・藤原為忠の四男。官位は従五位下・壱岐守。(諸説あり不詳)
(出典:Wikipedia)
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