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寂寥
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ひっそり
ふりがな文庫
“
寂寥
(
ひっそり
)” の例文
前には榊や椿や
山黄楊
(
いぬつげ
)
などが植えられてあった。鳥より他には声を立てるもののないような、その
寂寥
(
ひっそり
)
とした森の中から、祠は一目に農耕の
部落
(
むら
)
を
俯瞰
(
ふかん
)
していた。
或る部落の五つの話
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
談話
(
はなし
)
は尽きて小林監督は黙って五分心の
洋燈
(
ランプ
)
を見つめていたが人気の少い
寂寥
(
ひっそり
)
とした室の夜気に、油を揚げるかすかな音が秋のあわれをこめて、冷めたい壁には
朦朧
(
ぼんやり
)
と墨絵の影が映っている。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
“寂寥”の意味
《名詞》
寂寥(せきりょう)
もの寂しいこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
寥
漢検1級
部首:⼧
14画
“寂寥”で始まる語句
寂寥感