宮廻みやめぐ)” の例文
師直も夜は例の女の許への“宮廻みやめぐり”がいそがしい。だからたいして気もむいていないが、道誉には妙な魅力にひかれていた。彼ほど諸家の裏面に通じている男はない。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)