“客観的”のいろいろな読み方と例文
旧字:客觀的
読み方割合
きゃっかんてき50.0%
かっかんてき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
批評が客観的きゃっかんてきであるものならば矯正きょうせいされる望みもあるが、多くは主観的しゅかんてきで批評する人が始めより曲解きょっかいする精神でかかるのであるゆえ、どれほど反対の証拠を挙げてもなかなか心機一転しない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
すなわち客観的きゃっかんてきに冷静にものの理を求むる心である。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
叙事におもきを置くもの、客観的かっかんてきなるもの、主観的なるもの、空想的なるもの、写実的なるもの、千態万様せんたいばんよう、一々説明しがたしといへども、その価値は唯作者の人格にありといはば一言いちごんにして尽くべし。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)