宝暦はうれき)” の例文
如何に宝暦はうれき明和めいわの昔にもせよ、一月に二両二分の収入では多銭たせん善く買ふ訳にも行かなかつたであらう。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ちなみに云ふ。「古今ここん実物語」は宝暦はうれき二年正月出板、土冏然とけいぜんの漢文の序あり。書肆しよしは大阪南本町一丁目村井喜太郎むらゐきたらう、「古今百物語」、「当世百物語」号と同年の出版なりしも一興ならん
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)