子守女もりっこ)” の例文
「いいえ、今も、子守女もりっこめらが、貴女が手巾をおりなさるのを見て、……はははは、」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
茶店の婆さんというのが、かたのごとく古ぼけて、ごほん、とくのが聞えるから、夫人は余り気が進まぬらしかったが、二三人子守女もりっこに、きょろきょろ見られながら、ずッと入る。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)