“婷乎”の読み方と例文
読み方割合
すらり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お定は打見には一歳ひとつ二歳ふたつも若く見える方で、背恰好の婷乎すらりとしたさまは、農家の娘に珍らしい位、丸顏に黒味勝の眼が大きく、鼻は高くないが笑窪えくぼが深い。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
お定は、打見には一歳ひとつ二歳ふたつも若く見える方で、背恰好の婷乎すらりとしたさまは、農家の娘に珍らしい位、丸顔に黒味勝の眼が大きく、鼻は高くないが、笑窪が深い。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
中肉の、背は婷乎すらりとして高く、帽子にはわざと徽章も附けてないから、打見には誰にも學生と思へない。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)