奸黠かんきつ)” の例文
奸黠かんきつな小田切久之進がことば巧みにその名笛を巻きあげて、まんまとそれを自分のくふうのごとくによそおいながら、将軍家に披露ひろうしましたものでしたから
またねずみだ、奸黠かんきつなるねずみ豫言者よげんしやよ、小畜せうちくよ。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)