天狗倒てんぐだお)” の例文
そうすると早速さっそく山が荒れ出して、その夜は例の天狗倒てんぐだおしといって、大木を伐倒す音が盛んにした。この時も心づいて再び餅を拵えて詫びたので、ようやく無事に済んだといっている。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)